研削加工とは?
- 作成日:2023年05月01日
研削加工とは、高速で回転させた砥石を工作物に押し当てて、砥石の砥粒によって工作物表面を削る加工方法です。除去加工の一種です。切削加工は刃物によって工作物を削り取りますが、研削加工は砥粒が刃物の役割を果たします。
日本工業規格(JIS B0105)では、研削盤を『といし車を使用して工作物を研削する工作機械。』と定義しています。
研削加工のメリット・デメリットは以下の通りです。
《メリット》
①高精度の加工が可能
除去量がわずかであるため、表面を非常に滑らかにミクロン単位の加工が可能です。
②高硬度材の加工が可能
砥石表面の砥粒が欠けても次の砥粒が露出し、常に切れ味が保たれるため、砥石より硬い工作物でも
加工が可能です。
《デメリット》
①加工時間が非常に長い
除去量がわずかであるため、加工時間が非常に長くなります。
②加工熱が発生しやすい
砥石と工作物の摩擦による加工熱は1000℃を超える高温になるため、工作物が割れたり、焼けが発生
したりしないよう、切削液で冷却し続けて加工します。
研削には、平面研削、円筒研削、内面研削など目的や用途に応じて様々な種類の研削があります。
「平面研削」・・・工作物の平面を削る加工方法。
工作物の厚みを一定にしたり、平面度や直角度を出したりする際に使用します。
「円筒研削」・・・円筒状工作物の表面を削る方法。
他部品と摺動する軸を加工する際に使用します。
「内面研削」・・・工作物の穴の内面を削る加工方法。
他部品が摺動する筒の内径を加工する際に使用します。
当社では、平面研削盤を導入しています。お客様からの様々なご要望にお応えすべく、大物から小物まで様々なサイズの精密研磨に対応しています。
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