ハンディ型3Dスキャナーのご紹介

  • 作成日:2023年01月30日

 名古屋熱処理センターでは,大型金型であるダイカスト金型において,熱処理で生じる歪を最小限に抑える取り組みとして,ハンディ型3Dスキャナー(Creaform製,Handy Scan  Black Elite)を導入しております. 
 本測定器の特徴としては,ハンディ型のため工場内での測定が可能で,大型で複雑な表面を持つ対象物であっても,精度の高い測定ができます.測定データはコンピューター上でデジタルデータとしてみることができます.

【スペック】
精度:0.025mm
測定解像度:0.025mm
メッシュ解像度:0.100mm
スキャン範囲:310 x 350mm

 ウメトクでは大型金型において,ユニクエンチ®処理を確立しており,熱処理歪を抑えた高靱性のある熱処理が可能となっております.更に熱処理前後にこちらの3Dスキャンを行うことで,下記のように金型のどの箇所で歪がどのように発生しているのかをカラーマップで評価でき,フィードバックすることにより歪低減につながります.

                模擬型のカラーマップ

 今後も,工場内でのさまざまな取り組みについて紹介させて頂きます.

ユニクエンチ処理の詳細はこちらです.↓↓
https://www.umetoku.co.jp/heat-treatment/vacuum-heat-treatment/uniquench/

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